クルー:George Lucas
George Lucas
1997年1月15日
ジョージ・ルーカスは大成功をおさめた『スター・ウォーズ サーガ』と『インディ・ジョーンズ』シリーズの作者であり、ルーカスフィルム社評議会、ルーカスアーツエンターテイメント・カンパニーLLC、ルーカス・デジタル社LLC、ルーカス・ライセンシング社、ルーカス・ラーニング社の会長である。
ルーカスは最初の劇場用映画『THX−1138』を1971年に監督した。この映画はアメリカン・ゾエトローペがプロデュースをし、フランシス・コッポラがエグゼクティヴ・プロデューサーになった。1971年、ルーカスは自前の映画会社、ルーカスフィルム社をカリフォルニア州のサン・ラファエルに創設した。
1973年、ルーカスは『アメリカン・グラフィティ』の脚本を共同執筆して監督を担当した。この作品はゴールデン・グローブ賞、ニューヨーク映画批評家協会賞、五部門でアカデミー賞にノミネートされた。
その四年後、ルーカスは『スター・ウォーズ』の脚本を書いて監督した。あらゆる興行記録をやぶり、七部門でアカデミー賞を受賞した映画である。そして彼は『エピソードV 帝国の逆襲』、『エピソードVI ジェダイの帰還』用に脚本を書きつづけ、その二本でもエグゼクティヴ・プロデューサーをつとめた。1980年、スティーヴン・スピルバーグ監督の『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』でルーカスはエグゼクティヴ・プロデューサーになり、作品は五部門でアカデミー賞を受賞した。また、ルーカスは『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』でも共同エグゼクティヴ・プロデューサーになり原作を担当した。1984年に公開されたこの映画は二部門でアカデミー賞にノミネートされ、視覚効果賞を受賞した。
1986年、ルーカスはディズニーランドの3−Dミュージカル・スペース・アドベンチャー、『キャプテン・EO』のエグゼクティヴ・プロデューサーをつとめた。このショーの監督はフランシス・コッポラで、主演はマイケル・ジャクソンだった。そしてルーカスはディズニーランドでもっとも人気のあるアトラクション、『スター・ツアーズ』でも原作担当になった。
ルーカスの次のプロジェクトは、アドベンチャー・ファンタジー映画『ウィロー』だった。彼の原作により映画はロン・ハワードが監督し、ルーカスはエグゼクティヴ・プロデューサーになった。『ウィロー』は1988年に封切られ、アカデミー賞の三部門にノミネートされた。
1988年にはルーカスは『タッカー』のエグゼクティヴ・プロデューサーもつとめ、フランシス・コッポラが監督したこの映画は三部門でアカデミー賞にノミネートされた。翌年、ルーカスは『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』でエグゼクティヴ・プロデューサーになった。この映画はアカデミー賞に二部門でノミネートされて音響効果賞を受賞し、1989年の興行記録世界一の作品となった。
ルーカスは1992年に放映が開始されたテレビ・シリーズ、『ヤング・インディ・ジョーンズ』で原作とエグゼクティヴ・プロデューサーを担当した。この作品は最優秀連続番組におくられるバンフ賞を受賞し、最優秀ドラマ部門でゴールデン・グローブ賞に、優良番組部門でエンジェル賞にノミネートされ、エミー賞に26部門でノミネートされ、そのうち12部門で受賞した。
1992年、ルーカスはアーヴィング・G・タルバーグ賞を受けた。この賞は映画アカデミー協会から贈られた。
ルーカスは1994年には ‘Radioland Murders’ の原作とエグゼクティヴ・プロデューサーを担当した。1997年には『スター・ウォーズ』20周年を記念して、彼は三部作のそれぞれを自分のもとの構想に近づけるために新しく手を加えた。『スター・ウォーズ トリロジー特別編』は、サウンドトラックがデジタル化され、現像が修復され、視覚効果が改良され、新しい場面も付け加えられて世界中で劇場公開された。
ルーカスフィルムの現在のプロジェクトは『スター・ウォーズ』三部作より時間的には前の話である。新しい三部作のうち『エピソードI』がジョージ・ルーカスの脚本、監督、総製作でつくられ、1999年5月19日に公開された。
1971年にジョージ・ルーカスにとって設立されたルーカスフィルムは、今日では五つのルーカス関連会社をもっている。ルーカス・グループ傘下の企業はルーカスフィルム社、ルーカスアーツ・エンターテイメント社、ルーカス・デジタル社、ルーカス・ライセンシング社、ルーカス・ラーニング社である。ルーカスフィルムはルーカスの映画およびテレビの全作品をもち、またTHXグループのビジネスも行っている。このTHXグループとは、一連の特殊サービスをつうじて劇場および家庭に質の高い再生画像を確実にとどける企業である。
ルーカスアーツは双方向性の娯楽ソフトの開発および出版で世界をリードしており、その品質を高く評価されて100以上の技術賞を受けている。インダストリアル・ライト・アンド・マジック(ILM)とスカイウォーカー・サウンドからなるルーカス・デジタルは、娯楽作品およびコマーシャル作品の制作業界に、視覚効果と完成作品につける音響サービスを提供している。ILMはアカデミー賞を視覚効果部門で14回、技術部門で12回受賞している。スカイウォーカー・サウンドは音響部門と音響効果編集部門でアカデミー賞を計13回受ける名誉に浴している。ルーカス・ライセンシングは、2001年7月10日ルーカスフィルムの映画およびテレビの全作品にかんする商業活動に責任を負っている。ルーカス・ラーニングは、魅力的な双方向性ソフトウェアを作って「一般的ではない学習」経験を作り出すことに精魂を傾け、探検と発見をつうじて学習の機会を提供している。
ジョージ・ルーカスは、ジョージ・ルーカス教育財団の評議会会長である。そして現在は芸術家権利財団、ジョゼフ・キャンベル財団、映画財団の各評議会でも評議員をつとめている。さらにルーカスは、USC映画テレビ学校理事会のメンバーでもある。
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