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Latest update 2005.4.21 / starwars.com update 2004.12.20

ウーキーの木

銀河のフランク・ロイド・ライト

「木に沿って設けた部屋の入り口には、レーザーカットで金線加工(フィリグリー)みたいな優美な装飾をした」とガーナンドは語る。「それぞれの部屋には内側に照明がある。木に掘ったただのほろ穴ではなくて、内部には迷路みたいな部屋が並んでいることをみせたかったんだ。木の上に100以上のパゴダみたいな塔もある。これも手作りだ」という。

木の土台部分は地面で、公園もある。やはりガーナンドのチームが制作したキャッシークの砂浜のミニチュアで使った砂を活用している。ガーナンドのチームは公園部分のために、ミニチュアの木や茂み、芝生なども作っている。彼らは、木を制作することで数々の技術的な問題を解決してきたのだが、同時にウーキーについて多くのことを学ぶことになった。

「木を制作するための水準の高さを知って驚いた。これについてはジョージ(ルーカス監督)は頑としてゆずらなかったからね。ウーキーはイウォークと違うのさ」というガーナンド。「ウーキーには並々ならぬ才能がある。熟練した技能を持ち、木の上に建築した作品のレベルは非常に高い。木工や金属加工の技術がすばらしい。ウーキーの手は毛むくじゃらだけど、まるで銀河のフランク・ロイド・ライト(著名な建築家)みたいな芸術家だ!」と感嘆した。

「キャッシークの木々とウーキーの作りだした環境を見れば、木の周りを囲むすべてのメカニズムが理解できる」とガーナンドはつづける。「彼らのすぐれた技術は、地上戦で使われた最新の武器や戦闘機でもわかる。銃には金槌で模様をつけた銅やその他の金属がほどこされていて、武器としてすぐれたデザイン性がある」と指摘した。

 木の制作とシーンの撮影が終了した後、ガーナンドのチームにはILMの仲間に彼らの木を見せびらかす貴重なチャンスが与えられた。そして、当然ながらそのすばらしさは賞賛されたのだ。

「ステージで木を使っているときには、ILMのアーティストにはわざわざ木の出来具合を観察しにやって来る時間がなかった。でも、木を片づける前にステージに何人かが集まっていたことがあった」とガーナンド。そのときのことを思い出して、「木をライトアップしてみたんだ。すばらしい反応だったね。本当に美しい芸術作品みたいだった。誰もが衝撃を受けたようだ」と語った。並外れて複雑な木の模型に感動するのはILMのアーティストだけではない。チューバッカのバックストーリーを長い間待ち望んできたファンたちが、『シスの復讐』を楽しみにしている。

ガーナンドによると、「エピソード4、V、VIではジョージ・ルーカス監督はチューバッカの故郷についてあまり詳しく描かなかった」という。「『The Star Wars Holiday Special』というめずらしい番組で、ウーキーが木の中に住んでいるという設定にした。それから『エピソード1』、『エピソード2』ではウーキーの故郷を目にすることはなかった。『エピソード3』になって、ジョージはウーキーの住む環境を思い出させることにした。チューバッカがお気に入りのキャラクターだというファンは少なくない。彼らがチューバッカについてもっと知るためのチャンスが与えられたのだ」と彼は説明した。

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